この作品に(こそ)本屋大賞を受賞して欲しい

僕が藤谷治を知ったのは約3年前のことだった。

心の読書推進部長仙酔堂さん(http://d.hatena.ne.jp/iti51a/)に「何か最近面白い本ないですか」と尋ねたら、K社福山西店(同じく心の読書推進部長政宗九さん当時勤務)のカウンターとイベント台の手書きの地図をさらさらと書いてくださり、
「この矢印の部分にあるPOPを見て、興味を持ったら読んでみて」と言われたのが「誰にも見えない」(参照http://d.hatena.ne.jp/healthy0107/20070331)だった。
その時、仙酔堂さんは「これからは絶対に藤谷治の時代が来る」という事をおっしゃっていた。
難しい言い回しは一切ない、むしろわざと分かりやすく書いているのではないかと思わせる文体、しかし奥が深く、いい本だとは思ったけど、それは買い被りじゃないのかなぁ、、、とか正直思っていた。

しかし。

−僕は船に乗れ!で藤谷治のほんとうの凄さを思い知らされた−